with Nikon D800E
フルサイズ対応の大口径標準ズームレンズ、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED。 D800Eから見れば、Nikonさんの推奨レンズでもありますので、 その相性が悪いはずがなく、以前にも増して、持ち出す頻度が多いレンズとなっています。 VRが付いていないので、その分撮影にあたって神経は使いますが、シャッタースピードを稼げば、 手持ちでも決して使えないわけではなく、その意味では、あまりストレスは感じていません。 なお、安心画質ではありますが、F2クラスの単焦点レンズと比べると味わいが異なるので、 「これさえあれば…」とならないところが、レンズ沼の恐ろしいところです。
ところで、私の手指の構造の問題か、本レンズをD800Eに装着すると、 なぜか、程よくピントリングに触れて動かしてしまうため、 土壇場でピントが外れてしまう事象が、結構頻繁に起きる気がします。 マニュアルでピントを合わせたままシャッターを押す分には、 あるいは、もちろん三脚を使う分には問題がないのですが、 毎度しっかり、撮影画像を拡大して確かめないと、なかなか安心できません。
◆ 広角端(24mm)
雪積もる冬の歩道で、道端の風景を撮影したものです。 現像の際、雪の白さや空の青について、ホワイトバランスや色かぶり補正をいろいろ触ってみましたが、 結局、元のままに落ち着きました。 冬の昼下がり時、ぽかぽかと暖かさを誘う太陽光が、 冷たい雪景色にぬくもりを添えているような。 深く考えずにシャッターを押した場面ですが、 そんな、見たままの景色が封じ込められているでしょうか。
今回の現像処理では、トーンカーブ調整とレベル補正を行っています。 晴天の真冬の午後、逆光に煌めく雪の白。 風も弱く、穏やかも冷たい、冬景色のひとときでした。
↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:1200×801ピクセル)
▲ 24mm, 1/500sec, f/8.0, -0.33Ev, WB:現像時変更, ISO_100
◆ 望遠端(70mm)
ダイナミックに現れた光芒を、少し離れたところから撮影したものです。 実際にはもう少し明るかったのですが、光芒を目立たせようと、-2Evまでアンダーにしてみました。 しかし、やりすぎたようで、現像時に少し、揺り戻したりしています。 RAW現像で、後から調整ができることに甘えている部分もありますが、 適正露出の決定は、とても奥が深いように思われます。
今回の現像処理では、ホワイトバランスの変更、シャドウ・ハイライトの調整、 トーンカーブ調整、レベル補正を行っています。 撮影に出かけるからには、やはり快晴や晴天を待望してしまうのですが、 光芒は、雲があるからこそのプレゼント。 雲の種類にもよりますが、曇天だからといって、諦めてしまうのはもったいないのかもしれません。
↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:1200×801ピクセル)
▲ 70mm, 1/1000sec, f/8.0, -2Ev, WB:現像時変更, ISO_100
◆ この組み合わせで撮影したその他の写真(風景Clipへのリンク)
#0413, #0409, #0405, #0385, #0377, #0376, #0373, #0372, #0370, #0348, #0337, #0333, #0331, #0321, #0316, #0313