秋の海辺に、爽やかな、しかしどこか物悲しい、午後の風。 今回は、波音に包まれた秋の海岸から、ご案内いたします。
この写真は、神奈川県足柄下郡真鶴町、真鶴岬で、名勝、三ツ石方面を撮影したものです。 真鶴岬は、静岡県と神奈川県の県境近く、相模湾に少し突き出た真鶴半島の先端にあり、 東海道本線の真鶴駅から、バスで向かうことができます。 しかし、(訪問当時、)終バスの時間がかなり早く、現地でゆっくり夕陽などを楽しめなかったのが残念でした。 駅から岬までは、直線距離にして3km程度のため、徒歩でも行けそうな気がしましたが、 道中の車窓などを考えると、やはり、(特に夜間は、)バスなどを使うのが無難なようです。 真鶴半島には、美術館や博物館もあって、風景などだけではなく、様々なタイプの観光を楽しむことができます。
ケープ真鶴バス停から、建物脇の遊歩道を崖下に降りていくと、海抜ゼロメートルの海岸に降り立つことができます。 名目上は湾内とはいえ、外海に広く開けた相模湾。 岩礁地帯に打ち寄せる波には力があり、足元やすぐ傍で砕ける波音には、かなりの迫力を感じました。 訪れたこの日は、カメラマンのほか、海を楽しむ家族連れの姿もあり、それなりに賑わいがありました。 しかし、日がどんどんと傾くにつれて人影は少なくなり、 日没も近づいた終バスの頃には、辺りを包みこだまする波音が、ずいぶんと大きく感じられました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。