秋緑映える青空の中、雲、風に乗って。 今回は、初秋を迎えた高原地帯から、ご案内いたします。

この写真は、長野県下高井郡山ノ内町と上高井郡高山村の町境付近から、 西～北側の風景を見下ろし、撮影したものです。 群馬県長野原町から、新潟県妙高市をつなぐ国道２９２号線。 途中、草津温泉で有名な群馬県草津町から、長野県の志賀高原へと抜けるポイントで、 群馬県と長野県の県境、国道としては国内最高地点となる「渋峠（標高2172m）」を通過します。 そして、渋峠から長野県側では、志賀高原の中を、山上の風景を楽しみつつ、 中野市に向けて下っていくことになります。

志賀高原と聞くと、すぐ思い浮かぶのはスキー場のイメージでしたが、 地図で見ても、スキー場が整備されているのはあくまで一部で、 志賀山や笠ヶ岳といった峰、滝が連なる松川渓谷、田ノ原湿原など、 楽しむことができる自然のフィールドは、スキー以外にもいろいろとありそうです。

この日、降り立ったのは、渋峠からまだそれほど下りきっていない、山上の地点。 眼下に広がる広大な風景の中、西の方から、ゆっくりと、雲が流れていきます。 有名な観光地とあって、訪れたこの日も、かなりの人出がありましたが、 道路が渋滞するほどではなく、爽やかに航る秋の風を、共に感じることができました。

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