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機材ご紹介

with Nikon D700

AF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6G ED VR

FXフォーマット(フルサイズ)対応の、高倍率オートフォーカスズームレンズです。 DXレンズのラインナップには高倍率ズームレンズとして AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) があります(2011年8月現在)が、28mm-300mmという画角からして、 ちょうどそのFXフォーマット対応版、といったところでしょうか。

得られる画像も、AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)に準じているような 感覚で、単焦点やAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED に比べればモヤッとした感じがないわけではないですが、 28-300mmという高倍率は、 レンズ交換による手間によりシャッターチャンスを逃すことを考えれば、 それを補ってあまりある使い勝手と言えるのではないでしょうか。 特に、被写体のインパクトがより力を持つ望遠系においては とても使い勝手がよく、購入してからというもの、 出動回数は早くも、他のレンズたちを脅かしています。 また、Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dと比べ、 VRが付いていることも、安定した望遠系写真を撮影するのにとても重宝しています。

さて、このレンズにはナノクリスタルコートは採用されていませんが、 今のところ特段、そのデメリットは感じていません。 一方、これまで使ってきた他のレンズと比べると、どうやら得られる画像について、 コントラストが若干低めのような気がしています。 例えば、これまでの感覚ではハーフNDフィルターを使用したくなったような条件下においても、 時によっては使用しなくても、気持ちのいい画像が得られたりします。 数値的なことは全く分かりませんが、 この特徴は、場合によっては、うまく利用できるかもしれません。

最後に、若干気になるところとしては、やはり大きく重いことが挙げられます。 これ1本のみとしても、残念ながら「気軽に持ち出せる」という感覚ではなく、 やはり山登り等、途中で荷を下ろすことが許されない場面において 「あと1本」に選ぶには、私の場合、体力的な勇気が必要です。

FXフォーマットに移行してから、自分の腕を超えるレンズたちに振り回されがちでしたが、 何でも撮れる、高倍率ズームレンズだからこそ、 「もう一度原点に還れ」と、精進の必要性を思い出させてくれたような気がします。

撮影サンプル

下の2枚の写真では、リサイズとロゴ入れ以外、特別ソフト上での修正は行っていません。 下の写真では、完全な逆光条件下での撮影でしたが、 見たままの美しい夕陽を、イメージ通りに入手することができました。

↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:800×532ピクセル)

D700サンプル

▲ 28mm, 1/500sec, f/8.0, WB:カスタマイズ, ISO_400



D700サンプル

▲ 300mm, 1/320sec, f/8.0, WB:カスタマイズ, ISO_400, C-PLフィルター使用




◆ この組み合わせで撮影したその他の写真(風景Clipへのリンク)

#0414, #0382, #0357, #0336, #0320, #0319, #0309, #0303, #0301, #0295, #0262, #0240, #0236






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