春の新芽が産声を上げて、若芽色や若緑に、山が微笑む。 今回の風景クリップでは、移ろってゆく新緑のうち、 まだ幼い、淡い緑模様の風景をご案内いたします。
この写真は、新潟県長岡市、越後丘陵公園の展望台から、 やや遠方の山肌の一部を切り取ったものです。 越後丘陵公園は、関越自動車道、長岡ICから、 直線距離で4~5kmのところにある国営公園。 国道8号線から横道、県道48号線に逸れると、普通の住宅街が広がる道となり、 本当にこんなところに大公園があるのか…と不安になってくる頃、 右側に、公園へのアプローチ道が現れます。
越後丘陵公園は、かなり規模の大きな公園で、 園内の大移動には、マイクロバスを使うと便利なほどです。 展望台へは、入場ゲート付近から、 そのマイクロバスに乗ってしばらく山道を揺られると、到着できます。 訪れたこの日は雨模様で、残念ながら遠景は見渡せませんでしたが、 しっとりと濡れた新緑初期の山模様に、心が和む思いでした。
芽吹いたばかりの新緑が、徐々に鮮やかとなり、いつしか初夏の青空に溶け込んでいく。 少しずつ、でも着実に、今年も季節が進みます。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。