大口径Ｆ２の、マニュアル広角単焦点レンズです。 前の愛機、D200においても、 36mm相当レンズとしてしばしば持ち歩いていたお気に入りレンズでしたが、 フルサイズのD700でも、持ち出す場面は街から自然風景へと変わりそうですが、 やはりお気に入りの座を譲ることはなさそうです。

というのも、Ai AF Zoom Nikkor 24-85mm F2.8-4D(IF)のようなズームレンズよりも 圧倒的に画質がよく感じる上、歪曲も少ないように感じられ、また何より軽いためです。 撮影サンプルのようなトレッキングの場面では、 重いカメラを首にブラブラさせながら歩くのはいろいろとよくないのですが、 D700＋Ai Nikkor 24mm F2Sの組み合わせは、私にとってはまだ耐えられるレベルであり、 撮りたいときにすぐ構えられるので、重宝しそうです。 それに、こういう場面で撮りたい画像は、私の場合無限遠のピントのものが多いため、 マニュアルフォーカスでもほとんど苦にならず、 むしろ、フォーカスリングが勝手に動かないのが利点にも思えるほどです。 ただし、開放絞り近くで夜景を撮影したところ、周辺画質がかなり落ちてしまった経験があります。 その辺の特徴までもうまく使いこなすには、まだまだ全然修行が足りないことを痛感します。

下の写真では、左上が少し暗くなっていますが、 これはハーフＮＤフィルターホルダーによるケラレによるもので、 レンズの周辺減光のせいではありません。 変なクスミの少ない見たままの世界に、わくわくしてしまいます。

※注：ホワイトバランスは、現像時に若干の修正を施しています。

↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸：800×532ピクセル)

▲ 24mm, 1/640sec, f/8.0, +0.3Ev, WB：カスタマイズ, ISO_250,ハーフＮＤフィルター使用

◆ この組み合わせで撮影したその他の写真（風景Clipへのリンク）

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