どこまでも続く森の緑に、夏山の風が吹き渡る。 今回は、７月の山風景を選び、クリップしてみました。

この写真は、山梨県山梨市、奥秩父主脈縦走路の一角にある「夢の庭園」から、 山梨県側の風景を撮影したものです。 東京都最高峰の雲取山から、飛龍山、笠取山、甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、金峰山と続く 奥秩父主脈。１００名山を含む２０００～２５００ｍ級の峰々が連なるだけに、 県境をなす縦走路に辿り着くだけでも簡単ではありませんが、 例外的に、主脈まで車道（林道）が通じている場所があります。 これが大弛峠（おおだるみとうげ）で、標高は２３６０ｍ。 ここに車を停めて歩けば、国師ヶ岳山頂なら、歩程片道１時間程度で歩き着くことができます。

「夢の庭園」は、その大弛峠から、少し国師ヶ岳方向に入ったところにある展望台。 縦走路の向こうには金峰山が見え、雲の向こうには、南アルプスもちらちらと見えています。 車道からそれほど遠くないということもあり、訪れたこの日は、山旅姿の皆さんに混じって、 普通の観光客らしい皆さんの姿も見られました。 それでも、特に混雑を感じられるほどではなく、７月、山の初夏、 どこまでも続く新緑と深緑に癒されながら、のんびりとした午後の刻が、過ぎていきました。

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