新緑に映える、残雪の山並み。 今回は、爽やかな薫風に包まれた、春の山麓からご案内いたします。
この写真は、長野県諏訪郡富士見町から、新緑の樹木越しに八ヶ岳南部を望遠で撮影したもので、 時期的には、#0371や#0398と同じ時に撮影したものです。 撮影した場所は、入笠山方面に上がるゴンドラに乗車する前の、山麓エリア。 山麓とはいえ、地形図で見ると標高は1000mを超えており、辺りの雰囲気は高原そのもので、それなりに遠望が利きました。 JR中央本線や中央自動車道が通る谷を眼下に、 その谷の向こう側には、残雪が残る八ヶ岳南部の山々…赤岳や、阿弥陀岳などの雄姿が連なります。 八ヶ岳は、北アルプスや中央アルプスほどではありませんが、2899mの標高を誇る赤岳をはじめ、 アルペン的な景色が楽しめるところで、また、麦草峠では主稜線を国道が越えているなど、 アプローチが比較的しやすいことも特徴です。 山中、山麓ともに、景色がいいところはたくさんありそうで、開拓のしがいがありそうです。
訪れたこの日、山麓では、とても穏やかな、春の陽気に包まれていました。 まだ芽吹きを迎えていなかった山上に対し、山麓では、桜や新緑が美しく、 目に眩しい5月のトップライトの下で、春の世界が輝いているように見えました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。