冬の旅、空が開けた小さな湖畔で、山を眺めて一休み…。 今回は、伸びやかに広がる冬景色の中から、ご案内いたします。
この写真は、大分県別府市、志高湖のほとりから、 対岸方向に聳える由布岳と、その周辺の風景を撮影したものです。 志高湖は、ともに有名な温泉地である、別府市街地と湯布院(由布院)を結ぶ主要街道、 県道11号線(日田往還)から少し南側に入ったところにある小さな湖で、 遊歩道なども整備されており、一周をのんびりと歩くこともできます。
湖の東側に立つと、湖越しに、裾野を広げた美しい由布岳を望むことができます。 晩秋~初冬シーズンの由布岳については、#0216や #0364でご紹介していますが、 標高の高い頂上付近では霧氷が見られ、そんな冬色が、季節感を盛り上げてくれます。 白を戴くその姿から、由布岳が「豊後富士」と呼ばれる理由も、納得できる気がいたしました。
湖にはボート場も整備されており、湖岸にはスワンボートが係留されていましたが、 訪れたこの日は営業期間外のようで、湖面に出るボートはありません。 湖畔を歩く方の姿もほとんどなく、冬陽に戯れる白鳥たちを眺めながら、 静かな冬旅を、愉しむことができました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。