冬が、天から下りてくる…。 今回は、霧氷の花咲く初冬の山上から、ご案内いたします。
この写真は、大分県由布市と別府市の市境に当たる、由布岳東峰の山頂から、 北側方向を見下ろして撮影したものです。 #0216と同じ時に撮影した別カットですが、 秋色が少し残る画面を参考に、今回は12月でのご案内と致しました。
山頂から見下ろすと、直下に見える草原(#0338参照)と、画面を左右に横切っている道路が見えますが、 この道路が、「やまなみハイウェイ」の一角をなす県道11号線。 由布院(湯布院)と別府を結ぶ、この地域の主要交通路の1つで、バスも通っています。 道路を挟んで向こう側には、雨乞牧場、そして、その先に連なる、山また山。 どこまで見えているかはよく分かりませんが、宮崎県の祖母山系の方角です。 画面から外れた右側には、九重山系が見えていました。
訪れたこの日、初冬の日が傾き始めた山上には、一段と冷たい風が吹き渡り、 帰りの足を急かします。 いつまでも眺めていたい景色を後に、眼下に見える道路―――登山口目指して、下ります。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。