重厚な峰々に、のんびり流れる午後の夏雲。 今回は、山深い大自然の片隅から、ご案内いたします。
この写真は、長野県飯田市、御池山(標高1905m)の山頂から、南側、 南アルプス深南部方面を撮影したものです。 #0300と同じ時に撮影した、 概ね逆方向の景色になります(#0300は、今回の写真下に見えている笹原から撮影しています)。 御池山へのアプローチは、前回の旅ノートに譲りますが、 さらに奥深い南アルプスの主脈等にはもちろん及ばないものの、とにかく、 市街地/下界からは遠く離れた別天地。 時は盛夏、自然のエネルギーが充ち満ちた圧倒的な気配の中、 大自然の懐の深さや恐さ、そして、人間の小ささを思い知らされるようでした。
地図で確認すると、御池山の山頂から南側に見える峰々は、 光(てかり)岳、加加森山、池口岳、鶏冠山・・・と続く、 南アルプス南部→深南部へと繋がる稜線の1つなのでしょうか。 首都圏近郊の山々などはもちろん、北アルプスや八ヶ岳ともまた違った、 どっしりとした存在感。 ゆっくりと流れる夏雲とともに、悠久の刻を愉しむ贅沢が、ありました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。