草むらも随分生い茂ってきた、ある6月の頃日。 今回は、草の匂いが漂う、川沿いのちょっとした小径から、ご案内いたします。
この写真は、東京都大田区、多摩川台公園の一角、台地の上に整備された遊歩道から、 川沿いに下る道沿いを何気なく撮影したものです。 林の向こうに見える水面が、多摩川の水面。 #0376でも多摩川をご紹介しましたが、涼やかな渓谷は遙か彼方、 このあたりは、もうすっかり都市風景が広がる中を、ゆったりと流れています。 しかし、公園に残された緑の気配は、 ここが都会であることを、少しだけ、忘れさせてくれるようです。
さて、この写真は、#0325の後に撮影したもので、 さらに日が傾き、「もう帰らなきゃ」と、なんとなく、そわそわしてくる時間帯。 辺りを歩く方たちの姿も、心なしか、少なくなったようです。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。