晴れ渡った冬の青空に、堂々の富士。 今回は、冬の朝、富士山を遠望する高台から、ご案内いたします。
この写真は、静岡県静岡市清水区内から、冬の富士山を望遠で撮影したものです。 No.#0264と同じときに撮影した別カットになりますが、 「茶畑と富士山」という風景の一方で、雪を頂いた富士山そのものも、 じっと眺めていると、堂々たる威厳や風格が、何とも伝わってくるような。 古来、霊峰として崇められてきたという話も、実感として分かるような気がしてきます。
静岡県側、それも西方からの遠望では、 真冬であっても、麓から山頂まで全てが雪に覆われた姿は滅多に見ることができません。 そういう意味では、「上から下まで冬らしい光景」とは言えないのかもしれませんが、 それでも、麓が気温0℃なら、標高差100mで0.6℃下がるとして、山頂(標高3776m)の気温は-22.7℃。 見えている山頂付近の雪氷は、きっと、凍てつく極寒の世界に支配されていることでしょう。
考えただけで、寒くなってきました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。