冬枯れにも、少し飽きてきた頃。 それでも、雄大な景色は、日頃のもやもやを忘れさせてくれるようです。 今回は、季節感は少し薄いですが、冬の海風景をクリップしてみました。
この写真は、長崎県佐世保市、石岳展望台から、 九十九島と、その島間をゆく船を撮影したものです。 この写真は、#0187を撮影した時間から数十分後、 同じ展望台から撮影したものです。 #0187の解説でも触れましたが、展望台に到着した時点では、 空は、灰色の雲に覆われていました。 しかし、雲が切れて光芒が差し、みるみるうちに黄金色の陽光が広がって、 そして、気づけばすっかり青空に。 訪れたのが冬で、少し霞んでいたこともあって、 海の色は鮮やかとまではいきませんでしたが、 島の際に見える緑の海色からは、 "もし夏に訪れたら、さぞかし美しいんだろうな"などと、 想像力が膨らんでいきます。
展望台に吹きわたる冷たい海風の中、しばらくぼーっとしていると、 眼下に、帆船を模した赤い船が現れました。 それはまるで、たくさんの島々が織りなす天然の港から、 まさに今、大海原に繰り出そうとしている冒険船のよう。
"Bon Voyage!"
思わず、そんな言葉が浮かびました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。