with Nikon D700
F2.8の、オートフォーカス広角単焦点レンズです。 前の愛機、D200においては、 焦点距離27mm相当ということで、いろいろな場面で活躍していましたが、 フルサイズでは18mmということで、まさに超広角。 DXレンズでいう12mmと同等となるこの焦点距離では、 これまでF4のAF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G(IF)しか入手できていなかったため、 F2.8が織りなす絵がどのようなものになるのか、楽しみに撮影してみました。
結論から申し上げると、私の場合、このレンズは星空撮影との相性がいいようです。 もちろん、日中の撮影画像に問題があるわけでは全くありませんが、 超広角を活かしきれるようなシチュエーションに、 通常なかなか巡り合える機会が少ないのです。 一方、周りの風景を活かしつつも空を大きく写すことができる18mmは、 F2.8ということもあってか、私の中の印象とあまり違和感のない、 素敵な夜の星々を写しだしてくれました。
D200の27mm相当では、画面中の歪曲収差がかなり気になりましたが、 フルサイズで見てみると、もちろん歪曲はあるものの、 バランス的に以前ほど不自然さは感じませんでした。 やはり、フルサイズとして設計されているからかな、などと一人で納得しています。
下の写真では、ソフト上で露出補正を+0.70行っています。
本当はもう少しシャッタースピードを遅くしたいところでしたが、
海岸沿いのネオンが眩しすぎたため、マニュアルでの露光時間は8秒に落ち着きました。
ただ、後から補正しているようでは、まだまだですが…。
明るいネオンによるゴーストは少しあるものの、
D700の高感度特性のおかげでオリオン座や冬の大三角形がよく写っていて、
見た目の印象に近い写真を得ることができました。
(サンプルの拡大画像を、パソコン周りを暗くしてご覧いただきますと、
少しだけ星たちが見やすくなります(^^。 )
↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:800×532ピクセル)
▲ 18.0mm, 8.0sec, f/5.0, WB:Auto, ISO_1600
◆ この組み合わせで撮影したその他の写真(風景Clipへのリンク)