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今月の壁紙

#0423 「紫苑の空と月あかり」

夕景・鵠沼海岸からの相模湾(神奈川県藤沢市)
Nikon D800E + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8E ED VR


旅手帖

汐の音が繰り返す、夕闇グラデーションの渚。 今回は、宵の口を迎えた晩秋の波打ち際から、ご案内いたします。

この写真は、神奈川県藤沢市、鵠沼海岸の砂浜から、 伊豆大島を望む相模湾方面を撮影したものです。 東海道本線も通る藤沢駅から、小田急江ノ島線に乗り、 片瀬江ノ島方面へ2駅進むと、鵠沼海岸駅に着きます。 駅名は「鵠沼海岸」ですが、本当に海岸に駅があるわけではなく、 実際の波打ち際までは、住宅街などの中を、 直線距離で600~800mほど歩かなければなりません。 それでも、どことなく海の気配が漂う住宅街を抜け、 国道134号線を渡れば、いよいよ、真の海岸エリア。 引地川を挟んで、東側には湘南海岸公園が、 西側には鵠沼海浜公園が整備されています。

西側の鵠沼海岸方面に進んでみます。 このあたりは、砂浜が続く渚となっており、波打ち際に立つと、 遠く西方まで、続く海岸線を見通すことができます。 東側には、江ノ島が間近に突き出ており、 南方に目を移せば、相模湾に浮かぶように、伊豆大島が目に入ります。 南西側に突き出るように見えるのは、伊豆半島でしょうか。 南側に開けた海岸線からは、ゆっくりと傾く午後の太陽、そして夕陽、夕闇と、 移りゆく空色のグラデーションを、堪能することができました。

訪れたこの日は、日中は、サーファーの皆さんなどで海もかなり混雑しており、 あまりのんびりとした風情ではありませんでしたが、夕暮れの時間帯になると人影はまばらとなり、 落ち着いた雰囲気を取り戻したようでした。 そして日が完全に沈み、夕空が、茜色から紫色へと変わる頃。 人影はいよいよ少なくなり、海を渡る晩秋の風が、ことさら冷たく感じてきます。 繰り返す波音に身を委ね、流れる雲に見え隠れする、明るい半月と向き合いながら。 気の向くまま、そして気が済むまで、シャッター音を積み重ねました。

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