秋のはじまりは、爽やかな青空から。 今回は、朝を迎えた初秋の高原から、ご案内いたします。
この写真は、群馬県吾妻郡嬬恋村、「つまごいパノラマライン」の途中にある「愛妻の丘」から、 南側に連なる浅間連峰方面を眺め、撮影したものです。 嬬恋村と言えば、高原キャベツが有名で、広大な景色の中にキャベツ畑が遙かに連なり、 風景としては、まるで北海道にいるような、本州らしからぬスケール感を楽しむことができます。 アプローチは、長野県上田市方面から鳥井峠を越えていくルート、 軽井沢方面から北軽井沢方面を経て入るルート、 群馬県渋川市方面から吾妻渓谷方面を遡って到達するルートなどがあります。 鉄道では、吾妻線の終点、大前駅が最寄りとなりますが、 現地での移動の足を考えると、レンタカーを含め、自動車を利用した方が良さそうです。
さて、その広大な高原の中には、 「つまごいパノラマライン」と名付けられた道路が整備されていて、 キャベツ畑をはじめとした魅力的な風景の中を、ドライブすることができます。 「愛妻の丘」は、そんな「パノラマライン」の途中にあり、 素敵な展望台であると同時に、「愛妻の丘」の名にふさわしいアイテムが、いくつか用意されています。
訪れたこの日は、残暑もまだ厳しい、初秋の朝。 有名な観光スポットではありますが、まだ朝も早かったこともあり、 他の観光客の姿もまばらで、ゆったりとした時間が流れていました。 展望台からは、浅間山から高峰高原、そして湯の丸高原へと続くスカイライン。 秋らしい青空には筋雲がゆっくりと流れ、爽やかな1日の始まりを、告げていました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。