:   








8月風景Clip

今月の壁紙

#0419 「星明かりの夏」

夜景に浮かぶ、北天の天の河(長野県佐久市/茅野市)
Nikon D800E + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED


旅手帖

天の河が天に瞬く、夏の夜。 今回は、夏の終わりに差し掛かった夜半の山中から、ご案内いたします。

この写真は、長野県佐久市と茅野市の市境にあたる、北八ヶ岳の一角、大河原峠から、 小諸市街方面の夜景と星空を撮影したものです。 大河原峠は、標高約2090m。 八ヶ岳の西側から、蓼科山の山裾を巡って東側に抜けることができる、 蓼科スカイラインの途中にあって、蓼科山や双子山への登山口にもなっています。 峠には山小屋もあって、駐車スペースもあり、 山中にありながら、比較的安全に、 そして気軽に、夏山の夜を楽しむことができるスポットのように思います。 駐車場からは、蓼科山を仰ぐことができるほか、北側の展望が開け、 小諸方面の市街地も、眺めることができました。

さて、訪れたこの日、日中は曇っていましたが、 夜も更けてきた頃、次第に、空を覆っていた低層の雲が流れていき、 遙か頭上に、儚くも神々しい星空の世界が、姿を現しました。 天頂をまたぐように架かる、大きな大きな、天の河のアーチ。 北に目を転じれば、北斗七星や北極星といったお馴染みの星たちの中に、 天の河が降り注いでいます。 天の河の右側には、アンドロメダ大星雲も見え、 淡く、そして遠い昔の光を、届けてくれています。 普段、街中では全く見えない無数の星たちですが、 私たちの地球が、いつも、これほどの星たちに包まれているのかと考えると、 小さな悩みなど、どこかへ飛んでいってしまいそうな気持ちになりました。

眼下に目を移すと、人々が創り出す、街灯りが見えています。 ぬくもり色の街の営みと、星々の、蒼い煌めきたち。 こんな風景も、あの日確かに存在した、ある夏の夜の1ページです。

デスクトップ壁紙

※壁紙のご利用にあたっては、ご利用上のご案内をお読みください。



ご感想フォーム

頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。





季節への扉




サイドメニュー 春メニュー 3月メニュー 4月メニュー 5月メニュー 夏メニュー 6月メニュー 7月メニュー 8月メニュー 秋メニュー 9月メニュー 10月メニュー 11月メニュー 冬メニュー 12月メニュー 1月メニュー 2月メニュー 写真・壁紙トップメニュー 機材紹介メニュー