秋深まる夕暮れ刻に、仄かに浮かぶ一輪の薔薇…。 今回は、秋のバラ苑から、ご案内いたします。
この写真は、千葉県市川市、大町自然公園の一角にあるバラ園で、薔薇の花を接写したものです。 京成高砂駅から印旛日本医大駅を結ぶ、北総鉄道。その先は成田スカイアクセスとなり、 京成スカイライナーに乗れば、成田空港まで一気に移動できますが、その北総鉄道の、 京成高砂駅から7駅目に、大町駅があります。 千葉県市川市というと、どちらかといえば海沿いの街のイメージがありますが、 その北側の市境ぎりぎりのところにある大町駅は、海沿いとは全くかけ離れた印象で、 農場の看板もあり、どちらかといえば長閑な雰囲気。 そんな中を南側へ少し歩くと、大町自然公園の入り口があります。
公園は、小川沿いに整備された南北に長い構造で、入り口から谷筋へ下りると、 公園の外とはまた雰囲気がガラリと変わり、里山的な風情が広がる印象。 のんびりと秋の空気を堪能しながら、整備された木道を歩いていくと、バラ園を見つけました。
訪れたこの日は、もう日も暮れようかという、午後も遅い時間帯。 街灯もほとんどない園内では、心細さが一気に高まります。 夕闇が迫るブルーモーメントの中で浮かぶ薔薇の花は、 僅かな水滴を携えて、瑞々しさに輝いているように見えました。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
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