雲ひとつない、快晴の晩秋。 高い尾根は、紅葉から初雪の季節へ…。 今回は、雄大な景色を望む、山岳エリアの展望台からご案内いたします。
この写真は、新潟県南魚沼郡湯沢町、大峰山山頂付近のルート上から、 谷川岳から北側へ連なる山並みを撮影したものです。 標高1172mの大峰山は、麓から歩いて登れば、おそらく数時間は要すると思われますが、 山頂付近の展望台まで直接車道が通じているほか、 新幹線も停車する越後湯沢駅から徒歩圏内で乗ることができる「湯沢高原ロープウェイ」を使えば、 その到達時間を大幅に短縮することができます。
湯沢高原ロープウェイの山頂駅からは、いくつかの散策コースが楽しめますが、 大峰山頂へのアプローチ道の一つとして、少し大回りですが、 比較的傾斜の緩い林道をゆくコースがあります。 なお、地図上で見た最短コース、リフトの直下付近をゆくコースを探したのですが、 なぜか、見つけることができませんでした。
林道コースをのんびりと歩いて、山頂付近にある展望台に到着します。 展望台は、湯沢高原スキー場の、リフトの最奥地近くに設置されています。 少し狭くて急な階段を上がると、眼下・眼前には雄大な景色が広がり、 谷川岳から連なる山並みを、悠然と眺めることができます。 麓に点在するビルや家並みと比べると、山々のスケール感は、やはり圧倒的です。
訪れたこの日は、写真のとおり、まさに快晴の日。 山頂に着いた時間はやや遅かったのですが、登山者の他に、 車で来られた観光客の方も何組かいて、 冷え込み始めた風に手をこすりつつ、眼前の景色をそれぞれ、楽しんでおられました。 冬、スキーシーズンに訪れたら、きっと素晴らしい景色が広がっているはず。 そんな「いつか」が来ることに想いを馳せながら、帰り道へと急ぎます。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。