少しひんやりとした風が心地よい、秋の昼下がり。 花橙も、秋の陽に染まる…。 今回は、公園の、ちょっとした花壇の前からご案内いたします。
この写真は、千葉県松戸市、「21世紀の森と広場」の一角で、 マリーゴールド(たぶん)が咲く花壇を、中望遠で撮影したものです。 JR武蔵野線の八柱駅、又は新京成電鉄の新八柱駅から、直線距離で600mほど。 すぐ近くとは言えませんが、住宅街の中や道路脇をのんびりと歩いていくと、 「森のホール21」という施設の脇に、公園の入り口があります。
公園の中は起伏があってそれなりに広く、何より素晴らしく思えたのは、 里山的な風情が溢れていて、都会の中にいることを、一瞬でも、忘れさせてくれたところ。 新緑や紅葉のまだら模様が楽しめる広葉樹の斜面に、田んぼや小川、芝生広場、そして千駄堀池。 晩秋であれば、田んぼに稲わらが乾してあったりと、 園内の路地を歩けば、その季節の風情を、どこかにきっと感じられるのではないでしょうか。
訪れたこの日は、ある秋の日、午後の時間も深まった頃。 花壇の周りには、様々な人々が、途切れることなく訪れます。 傾いた陽射しの中で、黄色とオレンジに彩られた花々が、柔らかに浮かび上がっているようでした。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。