秋の陽がキラキラと輝く、碧海の上。 今回は、広がる陸地を雄大に望む、海上の船の上から、ご案内いたします。
この写真は、北海道斜里郡斜里町の沖合、知床半島沖をめぐるクルーズ船の上から、 左右に横たわる知床半島方面を撮影したものです。 世界自然遺産として登録された、自然系の観光地では日本屈指の観光地の1つと思われる、知床半島。 観光地として整備された一部地域は別として、 ヒグマが多数棲息するというその核心部に陸上から分け入るためには、まさに「冒険の世界」であり、 一般人にはハードルが高いのですが、半島を沖から眺めるクルーズ船であれば、 比較的安全・手軽に、大自然の雄大さや美しさの一部を味わうことができます。
知床観光の拠点は、半島東側の羅臼と、西側のウトロに大きく分けられると思われますが、 この日乗船したのは、ウトロ港から出発する観光船。 港を離れると、船は、オホーツク海上へ。 海から立ち上がる断崖や、そこを流れ落ちる滝。 碧く美しい、透明感のある海。 海風に浮かぶカモメ。 そして、午前中の、眩い青空。 気持ちの良い空間の中で、時間の感覚もなくなってしまいそうな中、 船は、半島に沿って岬方向へ向かいます。
訪れたこの日も、さすがは有名な観光地らしく、乗船者はかなりの数に上っていました。 良い天気に誘われ、他のほとんどの乗客の皆さんも甲板に出て、 展開していく雄大な景色を、楽しんでいらっしゃるようでした。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。