梅雨が明けた夏の一日、厚い雲の向こう側に、真夏色の夕焼けが覗く。 今回は、大都会、東京のウォーターフロントから、夕暮れのひとときをご案内いたします。
この写真は、東京都港区、台場公園先端に向かう途中の一角から、 レインボーブリッジへと続くアプローチ橋と、その先に広がる東京夜景を撮影したものです。 お台場は、言わずとしれた東京のメジャー観光地の1つで、 ゆりかもめの台場駅方面から見たレインボーブリッジは、 定番な景色としてよく知られているように思われます。 しかし、レインボーブリッジは、その近さゆえに、少し歩くだけでその表情が変わるため、 お台場海浜公園を歩いて行くと、いろいろな景色に出会うことができます。
公園の渚をゆっくりと進み、レインボーブリッジ歩道への入り口も過ぎて、 行き止まりの台場公園方面へ、さらに地上を進んでいくと、 右手に見えてきたのが、この景色でした。 この辺りになると、最寄り駅・お台場海浜公園駅からも結構な距離となるためか、 あまり訪れる方も少ないらしく、訪れたこの日も、時々人影が通る程度。 台場駅周辺とは打って変わって、静かに、夜景を楽しむことができました。
しめっぽい潮風がそよぐ、夏街の海辺。 大都会のシルエットを眺めながら、未来へ、過去へ。 心地よい細波の音が、様々な想いを誘ってくれます。 さあ、そして。 夕焼けの向こうには、猛暑な明日が、待っています。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。