凍える夜風と、真っ白な息。羽を休める冬の蛍が、静かに蒼く、照らし出す…。 今回は、青色イルミネーションの下から、冬の街風景をご案内いたします。
この写真は、茨城県つくば市、つくばエクスプレス線のつくば駅前広場で、 青色LEDに彩られたイルミネーション並木を撮影したものです。 研究学園都市として知られるつくば市ですが、つくばエクスプレスの開業によって、 都心方面からのアクセスが格段に便利になり、 快速電車なら、秋葉原駅から45分程度で到着することができます。
たまたま通りかかったこの日の夜、駅前広場をふらり訪れると、 青色LEDが主体のイルミネーションが、小並木を飾り立てていました。 本格的なイルミネーションスポットでは、目を見張るような大作に出会うこともできますが、 こんなちょっとしたイルミネーション並木も、 日常的な風景の中だからこそ、いろいろな何かを、思い出させてくれそうな気がします。
晴れた日の駅前広場は、時が進むにつれて、さらにしんしんと冷え込みが増し、 LEDの蒼い光が、その冷たさにシンクロしていきます。 家路を急ぐ方、イルミネーションを見上げる方。 それぞれの想いが交錯する、広場の夜が、更けていきます。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。