眼前いっぱいに広がる、夏空、夏海、そして夏緑。 今回は、夏の炎天下、海を望む大展望台から、ご案内いたします。
この写真は、静岡県伊東市、小室山の山頂にある展望台から、 北側の風景を撮影したものです。
静岡県の東端で南に突き出る伊豆半島は、その東側と西側で、雰囲気がかなり違いますが、 首都圏から見ると交通の便が良く、より行きやすいのが東伊豆です。 何より心理的に大きいのは、熱海から伊東までJR伊東線が、そして伊東から下田までは伊豆急行線が通じ、 電車で直接アクセスできること。 そんな東伊豆で、学生旅行などで人気の場所の1つに、大室山があります。 一方、この写真を撮影した小室山は、それに比べればあまり知られていないような印象がありますが、 アクセスも比較的よい上に展望は雄大で、とても素敵な場所に思えました。
小室山へのアプローチの起点は、伊東線の終点伊東から2駅、伊豆急行線の川奈駅から。 やや迂回が必要なので実際の距離は少し長いですが、直線距離では1kmほどのところに、 小室山公園の入り口があります。 標高321mの小室山は、山の上部が公園として整備されていて、 車道の終点から山頂へはリフトもあり、簡単に登ることができます。 もちろん、ハイキングコースを使って、歩いて上り下りすることも可能です。
山頂には、小室神社や展望デッキがあり、 特に展望デッキからは、素晴らしい景色が広がっていました。 写真の北側の景色のほか、東側の眼下には有名な川奈のゴルフコースが広がり、 また南東側には、海の向こうに、意外に大きな伊豆大島も望むことができました。 案内看板によれば、見晴らしがきく日には、さらに遠くの島々も見ることができるようです。
訪れたこの日は、真夏の昼頃、まさに気温は炎天下。 しかし、それほど混雑していなかった山頂には爽やかな夏の海風が渡り、 ゆっくりと、景色を味わうことができました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。