夏の陽が落ちて、街中の公園に、静けさが戻る。 今回は、夏の宵、ちょっとした池のほとりから、ご案内いたします。
この写真は、埼玉県さいたま市南区、別所沼公園の一角から、 感じた風景をありのまま、撮影したものです。 別所沼公園は、JR埼京線中浦和駅から、東へ徒歩300~400m程度のところにある、 小~中規模の公園。 周りを住宅街に囲まれた、よくある普通の公園ですが、 名前のとおり、公園の大部分を占める沼(池)があり、 その周回に作られた遊歩道沿いには、背の高い針葉樹が植えられて、視界を遮っています。 そのため、立地的には都市にある公園ですが、 視線によっては、「街中」を一瞬、忘れることができるようにも思われました。
訪れたこの日は、夏休みが始まって間もない、ある7月の夕暮れ時。 蝉取りか、虫かごを持った子どもたちの姿が目立った夏の公園も、 日暮れとともに、一人、また一人と少なくなり、 いつしか池には、静けさの帳が訪れました。 それでも、周回コースを走る大人ランナーたちにとっては、ほんの宵のうち。 公園が眠りにつくのは、まだまだ先のようです。
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