まるで、天上から降ってきそうな、満開の桜色。 今回は、咲きそろった枝垂れ桜とともに、 春爛漫の季節をご案内いたします。
この写真は、長野県諏訪郡富士見町で、道端に咲いていた桜を見上げ、撮影したものです。 富士見町は、長野県と山梨県の県境にあり、隣は山梨県北杜市など。 地図によれば、町内には、八ヶ岳の主峰、赤岳が含まれ、自然系の名所がいろいろとありそうです。 町内には、中央自動車道と国道20号線、中央本線が走り、 交通の便は、比較的よいと言えるのではないでしょうか。
さて、信州に春が訪れていたのは、首都圏の平野部では、もうすっかり新緑の季節に置き換わった頃。 今回出会った枝垂れ桜は、それほど大きな木ではなかったのですが、 空き地の道端ぎりぎりから生えた幹は車道に大きく枝を伸ばし、 道行く車や人の目を楽しませてくれていました。 通常のソメイヨシノは、花がいろいろな方向を向いていますが、 この枝垂れ桜は、ほとんどが同様に下方向を向いていて、 懐に入って見上げると、まるで全員が一斉に、微笑みかけてくれているようでした。
訪れたこの日は、道を通る車も少なく、 やや茜色に染まった花たちとともに、夕暮れに向かって、のどかな刻が、流れていました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。