快晴の青空に映える、白銀のスカイライン。 今回は、雪に包まれた冬山の世界から、ご案内いたします。
この写真は、撮影時期は少し遅い(3月)ですが、 新潟県南魚沼郡湯沢町のスキー場の一角から、谷筋を挟んだ雪山の絶景を撮影したものです。 まるで冬山登山をしたかのような、堂々たる雪山風景ですが、地図で確認すると、 スキー場が整備されているのは標高1181m、高津倉山山頂以下の尾根筋。 上越新幹線や関越自動車道が通る、魚野川沿いの谷を挟んだ向かい側には、 飯士山から大源太山へと続く1100m~1500m級の稜線が連なり、 さらにその奥には、100名山の1つである1967mの巻機山から、 北は越後駒ヶ岳、南は谷川岳へと続く2000m弱級の主稜線が、神々しいほどの美しさを見せてくれます。 麓から、1000m級の雪の頂に立とうとすれば、相当の覚悟と危険が伴うと思いますが、 そこは、整備されたスキー場。 ゴンドラやリフトを乗り継げば、労せずして、また、一般的な危険度の範囲内で、 絶景を楽しむことができます。
一般に、厳冬期は冬型の気圧配置となることが多く、 この場合、日本海側は雪となるため、豪雪地帯である湯沢町付近は雪や曇天が多いのではと思いますが、 春が近づいて冬型が緩めば、晴天に恵まれる確率も上がってきます。 訪れたこの日、直前までの予報は雪でしたが、谷川連峰を超えて日本海側に出てみれば、 予想は見事に裏切られ、素晴らしい快晴の天気。 これほどまでの雪山風景は見たことがなく、 いつまでも、眺めていたい気分になりました。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
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