幾何学模様で埋め尽くされた、どこまでも続く、巨大都市の夜。 今回は、秋の夜長を迎えた首都圏の一角から、ご案内いたします。
この写真は、神奈川県川崎市川崎区、「川崎マリエン」の展望台から、 東京方面の夜景を遠望し、撮影したものです。 JR川崎駅から、バスに乗って、沿岸の工場地帯へと向かいます。 バスは、国道132号に沿って進みますが、産業道路(県道6号線)との交差点を過ぎたあたりから、 辺りの風景が、工業地帯へと変わっていきます。 千鳥運河を渡り、川崎港海底トンネルで京浜運河をくぐれば、東扇島の人工島。 「川崎マリエン」は、突き当りの交差点近くに建っています。
さて、川崎マリエンとは、正式名称を「川崎市港湾振興会館」と言い、一般人も訪問できる展望台が設置されています。 京浜工業地帯の中にある展望台からは、巨大な工場地帯を間近に眺めることができるほか、 条件次第ではありますが、 東京方面、横浜方面、そして、東京湾越しに、千葉方面の工業地域も遠望することができます。 ガラス越しの風景ではありますが、工場だけでなく、巨大なコンテナふ頭などもかなりの迫力で、 工業地帯好きな方には、たまらないスポットなのではないでしょうか。
ここからの夜景は、日本夜景遺産にも認定されているということで、かなりの混雑も予想していましたが、 訪れたこの日、展望台にはそれなりに人影があったものの、たいした人出ではなく、 静かに夜景を楽しむには快適な環境でした。 ただ、立地的に、自家用車で訪れている方が多いようで、バス停までの道すがらなど、 行き交うトラックなどの他にほとんど誰もおらず、 夜の港湾地帯特有の気配に包まれていました。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
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