クリスマスシーズン、潮風も凍える散歩道。 じんわりとした灯りに浮かび上がる、僕の、君の、真っ白な吐息。 君の後ろ姿が、横顔が、たまらなく愛おしくて、そして…。 今回は、ロマンチックなのかもしれない冬の夜景を選び、クリップしてみました。
この写真は、山口県下関市、関門海峡の山口県側から、海沿いに続く遊歩道と、 海峡を渡す関門橋を撮影したものです。 山陽本線下関駅から、直線距離で2~3km。 一風目立つ風貌の「海峡ゆめタワー」を横目に歩を進めると、 関門橋や、対岸の門司港方面を遠望する、気持ちのいい空間に辿り着きます。 もっとも、それが冬の夜ともなれば、気持ちがいいというよりは、 凍える風が吹き抜ける空間、とも言えるかもしれませんが。 船の往来が激しい関門海峡では、 海峡の幅からすると想像以上の大型船が、頻繁に行き交っていました。
さて、このあたりは、源平合戦の古戦場、壇ノ浦の戦いがあったところ。 また、少し離れますが、近くには、あの宮本武蔵と佐々木小次郎が対決したという巌流島もあります。 現代の夜景を楽しみながら想像する、いにしえの昔。 電灯など当然ない、平安時代の闇夜は、いったいどんな風景だったのでしょう。
訪れたこの日は、クリスマスシーズンの夜。 夜も更けてきた頃ということもあってか、意外にも人通りはほとんどなく、 綺麗な夜景を、ほぼ独り占めすることができました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。