南国の陽差しにも、秋色の気配。 今回は、初秋の海辺風景を選び、クリップしてみました。
この写真は、鹿児島県指宿市、長崎鼻から、開聞岳を遠望し、撮影したものです。 九州の南端、鹿児島県を形作る特徴的な2つの半島、大隅半島と薩摩半島。 このうち、西側に位置する薩摩半島の先端にあるのが、長崎鼻です。 指宿市街から、国道226号線を西に進み、さらに県道242号線へ南側に折れれば、 しばらくして、長崎鼻の入り口にある駐車場に辿り着きます。 近くには、JR最南端の駅、指宿枕崎線の西大山駅や、 百名山の1つで薩摩富士とも呼ばれる開聞岳、 池田湖などがあります。
さて、駐車場から、長崎鼻に向けて、少し歩道を下りていきます。 道端にはハイビスカスが咲き、また、9月ということもあって、白い彼岸花も咲いていました。 灯台に向かう遊歩道の脇にあるのが、龍宮神社。 看板によれば、浦島太郎と乙姫様が出会った縁結びの神様なのだそうです。 さらに進むと、一気に視界が開け、 きらきら光る水面や、右側には開聞岳が見えてきました。
訪れたこの日は、南国らしく、9月に入っても、まだまだ陽差しが痛いほどの暑さ。 時折他の観光客の姿もありましたが、 遊歩道は総じて、静かで落ち着いた雰囲気。 透き通る海色、打ち寄せる波音。 ありのままに過ぎゆく時間が、ありました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。