海へと向かう、新緑の谷。 今回は、新緑も鮮やかな、山模様の風景を選び、クリップしてみました。
この写真は、新潟県の弥彦山の一角、 新潟県新潟市西蒲区と西蒲原郡弥彦村の境界付近で、日本海側方面を撮影したものです。 このエリアは、首都圏方面からのアクセスが比較的容易で、 上越新幹線の燕三条駅で降りて弥彦線に乗り換えれば、 5駅程度で、終点の弥彦駅に辿り着くことができます。
さて、弥彦山というと、まず有名なのは山麓にある弥彦神社ですが、 その神社近くから山頂付近の稜線までロープウェイがあり、 少し歩いて山頂まで登れば、陸地側には、水田が広がる越後平野が、 海側には夕陽が沈む日本海が見下ろせ、雄大な風景を愉しむことができます。 また、ロープウェイを使わなくても、山上公園までつながる県道があり、 自動車を使えば、時間を比較的気にせずに、スケジュールを組むことができるのも魅力です。
訪れたこの日は、かなりの大雨が降った翌日の朝。 日本海の陸地沿岸が、流れ出た土砂で茶色く染まり、 海の色としては少し残念なところもありましたが、 切れた雲から差し込む陽光に、鮮やかな新緑が浮かび上がり、 風薫る5月の空気を、胸いっぱいに吸い込むことができました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。