ささやかな、冬の朝。真っ白な息に足下を見れば…。 今回は、冬の風情の一つである霜の風景を選び、クリップしてみました。
この写真は、大分県玖珠郡玖珠町内で、霜の降りた植え込みを撮影したものです。 霜は、日中、太陽が高く昇ると消えてしまうため、霜がびっしり生えた風景は、 朝、早起きしないと出逢うことができません。 九州の朝(日の出)は、関東などと比べると少しだけ遅いので、 「朝写真」に出会えるという点では、少し得をした気分でした。
訪れたこの日は、珍しく早起きをして、遠出した朝。 ちょうどこの写真を撮っている頃、山の辺から、冬の朝陽が顔を出しました。 標高はそれほど高くないとはいえ、底冷えのする、山間(やまあい)の朝。 霜色の冷たさが、寒さを芯から誘うような。 うっすらと蒼みがかった、冬のひとこまでした。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。