残雪が残る峰々が、夕焼け色に染まっていく。 春の朧気な、夕焼け色に…。 今回は、春山の山岳風景を選び、クリップしてみました。 実際の撮影月は、もう少し後になります。
この写真は、長野県上田市と松本市の県境にある「思い出の丘」付近から、 松本盆地を挟んだ北アルプス南部のスカイラインを、中望遠で撮影したものです。 日本百名山の1つ、美ヶ原への西側からのアプローチ道路、県道62号線。 ある一定の高度を超えると、雄大な景色が広がってきますが、その途中に、 駐車場も整備された「思い出の丘」があります。 駐車場から、少しだけ遊歩道を登ると、広がる景色は実に雄大。 天気がよければ、今回の写真の槍・穂高連峰のほか、北アルプス北部へ連なる山並みが見渡せ、 また、松本市内方面、反対側の上田方面なども望むことができます。
訪れたこの日は、日没も間近に迫った夕暮れ刻。 黄砂なのか霞みが相当に強く、残念ながら、遠望はあまり利きませんでしたが、 滲む柔らかな茜色は、逆に春らしい彩りを添えてくれているような気がしました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。