輝き照らす太陽の色合いが、今、秋を告げる。 今回は、秋の午後、快晴の山頂風景を選び、クリップしてみました。
この写真は、長崎県雲仙市と島原市の市境付近にある、雲仙、妙見岳の山頂から、 長崎半島方向を撮影したものです。 雲仙岳は、島原半島の中央付近に位置する活火山で、 以前の噴火では、火砕流による大きな被害が発生しました。 展望台からは、噴火の際に出来たと思われる溶岩ドームが間近に眺められ、 その姿に、自然への畏れを感じずにはいられませんでした。
雲仙温泉方面から仁田峠循環道路を登り、仁田峠へ。 仁田峠から雲仙ロープウェイに乗れば、一登りで、山頂の展望台に辿り着くことができます。 展望台からは、荒々しい雲仙岳の姿を間近に眺めることができるほか、天草方面から 橘湾を越えて長崎市方面まで、雄大な景色を眼下に納めることができました。
訪れたこの日は、秋も進んできた頃だというのに、 山麓では、35℃を超える猛暑が襲った日。 しかし、仁田峠ではススキ穂が黄金色に輝き、 確かな季節の歩みを、肌で感じることが出来ました。 時間がやや遅かったためか展望台の混雑もなく、秋風わたる快晴の午後を、 しんみりと味わうことができました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。