夏陽に映える砂浜と、美しい碧海。 今回は、久方ぶりに入手できた夏海の情景を、クリップしてみました。

この写真は、福岡県福岡市西区、生の松原の海岸で、夏の今津湾を撮影したものです。 生の松原は、その名前のとおり、１ｋｍ程度に渡る砂浜と松林が美しいエリアで、 海水浴場でもあり、また「白砂青松１００選」にも選ばれているスポットです。 日本海の海水が、穏やかに打ち寄せる海岸に立てば、 真正面に能古島（のこのしま）が浮かび、また、 志摩半島にかけて弧を描く海岸線も美しく、 のどかな風景が広がっています。

そんな生の松原ですが、特筆すべきなのは、都市部からのアクセスの良さ。 福岡市の中心街「天神」から、地下鉄空港線で７駅、終点の姪浜駅に着きます。 そこからＪＲ筑肥線で１駅、下山門駅で下車し、海岸までは徒歩で５００ｍほど。 電車によっては地下鉄からの直通運転もされているので、 うまくいけば、天神から乗車時間は正味１５分～２０分ほどでしょうか。

訪れたこの日は、まだ海水浴シーズンが始まる前の、とある休日。 少しだけ緑がかった、しかし透明度の高い海水は、沖へ行くほどに青さを増し、 何とも言えないグラデーションを見せてくれます。 そして、沖合には、ウインドサーフィンでしょうか、たくさんの白帆がゆっくり、ゆっくり。 意外にも人影はほとんどなく、 夏風情を独り占めにできたような、そんな気がしました。

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