深夜0時も間近の頃。仄かに浮かぶ、あなたの横顔が、そっと微笑む。 今回は、梅雨頃の夜景を選び、クリップしてみました。
この写真は、福岡県京都郡苅田町、新北九州空港連絡橋の入り口で、 深夜に浮かぶ遊歩道を撮影したものです。 新北九州空港は海上空港で、陸地とは長い橋で結ばれていますが、 その橋の陸地側の袂には、橋に上ることができる遊歩道が整備されています。 地表から、スロープになっている遊歩道を、雰囲気を楽しみながら、登っていきます。 少しずつ、高くなっていく目線。 訪れたこの日、橋の上は、時折、車が駆け抜けていく以外に人の気配もなく、 梅雨頃の、じめっとした海風と海音が、肌に押し迫ってくるようでした。 こんなシチュエーションを、ロマンチックと感じるか、それとも怪談チックと感じるか。 きっと、皆さんそれぞれ、違うのでしょうね。
右奥に見える遠景は、北九州市街地方面。 風は、それほど強くはありませんでしたが、 遮る物のない海上ではカメラブレに与える影響は大きく、三脚を使っても、 なかなか言うことを聞いてくれませんでした。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。