輝きを増す、5月の陽差し。匂い立つ緑の香りが、五感に春を届けます。 今回は、青空が伸びやかな春緑の風景を選び、クリップしてみました。
この写真は、長野県安曇野市、犀川の河川敷の一角から、 川向こうの北アルプス・常念山脈方面を撮影したものです。 長野県の代表的な観光地の1つ、安曇野。 観光スポットは数在りますが、雪を頂く北アルプスの峰々一つ取っても、 その美しさに暫し見とれてしまいそうなほどで、 その魅力は計り知れません。 今回の写真は春の表情ですが、 春夏秋冬、もし訪れる機会があれば、 きっとそれぞれの表情を見せてくれるに違いありません。
さて、安曇野市を南から北へと流れる犀川は、遠く新潟市に河口を持つ大河川、 信濃川の支流の1つ。上流の1つには、上高地を流れ下る梓川を持っています。 土手を下り、開けた河川敷エリアに下り立つと、 青空と雪の山並み、新緑、そして水面と、伸びやかな風景が広がりました。 訪れたこの日は休日でしたが、いわゆるメジャーな観光スポットではないためか、 ごみごみした混雑は全くありませんでした。 時間が少し、午後に傾いたこともあって、太陽が西側に移り、 北アルプス方面はやや逆光になりましたが、昼下がりの程よい光加減が、 ぽかぽかと、全身を温めてくれます。 全てを忘れて、草の上に寝転がってしまいたい。 眩しい青空に目を細めながら、そんな思いに駆られました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。