どことなく優しく見える、春の山、そして春の雨。 今回は、桜の頃の春山の雨景を選び、クリップしてみました。
この写真は、長野県木曽郡上松町、木曽川のほとりから、 霧に隠れる春の尾根筋を見上げ、やや望遠気味で撮影したものです。 普段、街や都市で生活していて、お出かけは日帰りがメインの場合、 山など自然豊富な地域に出かけるのは基本的に「晴れ」を確信した時が多く、 また、雨の中で撮影機材を構えるのは結構おっくうなところもあるので、 このような雨の風景を撮影する機会は、実はあまり多くありません。 希にする、2泊以上の泊まり旅行の場合には、 さすがに全部晴れに恵まれる確率は低くなるので、 こうした雨に遭うこともあります。
この山の頂上が、どのくらい上にあるのか。 この景色からは全く分かりませんが、 淡い新緑や桜色に彩られた春尾根が、霧の中に消えたその先。 写真として改めて眺めてみると、動き出しそうにも見える霧の中に、 何かのロマンが隠されているような、そんな気がしてきました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。