冬、モノトーン調。たとえ鮮やかな色を失っても、風景は、必ずそこにあるものです。 今回は、1月の海周りの表情をクリップして選んでみました。
この写真は、長崎県佐世保市と西海市の市境に架かる西海橋を、 佐世保市側から撮影したものです。 急潮、針尾瀬戸をまたぐアーチ橋、西海橋は、その美しさもあって、それなりに有名な観光地。 佐世保市の中心街よりはかなり離れていますが、近くには、全国的に有名なテーマパーク、 ハウステンボスがあります。 訪れたこの日は、冬の夕暮れ時ということもあってか、他の観光客の姿は、 わずかに1、2組がいらっしゃった程度。 新緑から夏の、太陽が高い季節、潮の碧が映える頃には、 訪れる方の数もぐっと増えるのでしょうか。
さて、針尾瀬戸には、この西海橋の他に、有料道路である西海パールラインの一部であり、 写真の(旧)西海橋より一回り大きな、新西海橋が架かっています。 新西海橋は、入場できる時間帯に制限はあるものの、観光用の歩道を歩いて渡ることができ、 角度によって少しずつ表情を変える(旧)西海橋を、ゆっくりと堪能することができます。 そして、(旧)西海橋も、国道202号線が通る、もちろん現役の橋。 こちらも、それなりの頻度で通る車の脇を、歩いて渡ることができます。 橋の上からは、特に恐怖感を感じるほどではありませんでしたが、 こうして少し遠くから眺めてみると、想像以上の高さを歩いていたことに驚かされます。 知らぬが仏、とは、こういうことを言うのかもしれません。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。