絶景。ゆっくりと暮れゆく陽差しの音に応えるように、さわさわと揺れる、 晩秋の風。 今回は、街を遠く離れた終わりかけの紅葉風景をクリップしてみました。
この写真は、大分県玖珠郡九重町、九重"夢"大吊橋から、 くじゅう連山の山並みと、深い谷に落ちる震動の滝(雄滝)を撮影したものです。 その九重"夢"大吊橋は、少し下流で九酔渓を形作る鳴子川の上に掛かる、 日本一の人道大吊橋(公式ホームページより)。 公式ホームページによれば、完成は平成18年ということで、 それほど歴史が古いわけではありませんが、今やくじゅう地域の 代表的観光地の1つなのではないでしょうか。 観光バスが何台も止まって、とにもかくにも、ものすごい人出でした。
さて、遠くから橋を眺めると、堂々としていて、揺れている様子は全くないのですが、 いざ足を踏み出してみると、もちろん放り出されるほどではありませんが、 かなり強烈な揺れで、手ぶれ防止付きのカメラを構えても、 油断するとブレてしまうほど。 橋上で、多数の人の動きはバラバラなはずなのに、 揺れは一定の周期を持っており、さらに揺れが増幅されているようにも思えました。 大混雑のため、途中でゆっくりと景色を楽しむことはあまりできない状態でしたが、 揺れと人混みの中、タイミングを見計らって何とか手に入れたのが、この1枚。 深い谷に高く浮かぶ吊り橋の上からは、100名瀑の1つ、 震動の滝が眺められ、晩秋の絶景を形作っていました。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
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