夏の午後。大都市のエアポケットには、ただ、風の音だけがこだまして…。 今回は、東京8月の都市風景を選び、クリップしてみました。
この写真は、東京都港区、竹芝埠頭の一角から、 隅田川の河口方面を撮影したものです。 山手線・京浜東北線の浜松町駅。 モノレールへの乗換駅というイメージが強いですが、地図上で見ると、 実は山手線の駅の中でも、とりわけ海に近い駅であることが分かります。 その浜松町駅から直線距離で500mほどのところにあるのが、 東京湾の一角に面した竹芝埠頭公園。 500mも歩きたくない場合は、公園の目の前にある、 ゆりかもめの竹芝駅を利用することができます。
さて、竹芝埠頭は貨物用ではなく、客船が接岸する岸壁のため、 運がよければ、やや大型の客船が間近に見られます。 東京湾の一番奥まった場所なので、 まだまだ沖合には、お台場をはじめとした「島」が多数あり、 東京湾の広大さを楽しむことはできませんが、 レインボーブリッジをはじめとした東京港の躍動感が、 少し身近に感じられました。 一方、北側に目を向ければ、勝鬨橋が掛かり、 高層ビルが林立する隅田川河口の風情を楽しむことができます。
訪れたこの日は、蝉の鳴き声がまだ元気な、8月の後半。 東京都心に近く、また美しい景色が楽しめる割に人影は少なく、 水面を行き交う船たちを、ゆっくりと楽しむことができました。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
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