梅雨雲の向こうから届く陽光は、夏の記憶を呼び覚ますよう。 今回は、大都市東京の一風景をクリップしてみました。
この写真は、東京都葛飾区、中川の堤防下から、 首都高速中央環状線が走る荒川との中洲方向を撮影したものです。 東京の地図を眺めると、大きな河川がいくつか流れているのが目につきますが、 中でもひときわ川幅が広く目を引くのが、遠く秩父に源流を持つ荒川です。 荒川の下流域は、葛飾区、墨田区、江東区、江戸川区といった東京の東側エリアを 貫いていますが、葛飾区内を流れてくる中川と合流する葛飾区南部から 江戸川区に掛けて、完全に自然のものかは不明ながら長い中洲が形成されており、 その上を首都高速中央環状線が走っています。
総武線新小岩駅を降り、地図を見ながら少し都心方向へ。 中川と荒川を一気に渡る道路橋、平井大橋や総武線の鉄橋。そして、その上を越える 首都高速の高架橋。ここには特に派手なジャンクションなどがあるわけではありませんが、 都会ならではの光景が広がっていました。
訪れたこの日は、完全な曇りや雨が続いた梅雨の休日の中で、 ようやく少しだけ、薄陽が覗いた日。 雲通しながらどこか力強い光に、 ギラギラとした夏を、感じました。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。