風薫る5月。新緑の山から吹き下りる風は、今日の街に、 若々しい彩りを添えることができるでしょうか。 今回は、新緑の季節、五月晴れに包まれた山上からの広大な景色を選び、 クリップしてみました。
この写真は、福岡県北九州市八幡東区、皿倉山の山頂から、 眼下に広がる北九州市街を撮影したものです。 北九州市街地を一望できる、この皿倉山。 JR八幡駅(写真左下)から少しだけシャトルバスに乗り、 ケーブルカーで山上へ。さらに、斜面に掛けられたゴンドラリフトを使えば、 ほとんど歩くことなく、山頂のすばらしい景色を堪能することができます。 ただし、あまりに労力がいらないため、これらを使用すると、 山登りの達成感は得られませんが。 なお、このゴンドラリフトは速度が非常に遅く安全運転で、 かつ定員もそれほど多くないため、実際に乗車するまでかなり並びました。 ケーブルカー駅から山頂までは歩いてもたいした距離ではないので、 風を感じながらのんびり歩いてみるのもいいのではないでしょうか。
八幡駅から見上げる皿倉山は、聳えるような急斜面に、ケーブルカー軌道が 張り付いているように見えます。 つまり、それだけ山頂が街に近い、ということ。 八幡製鉄所、洞海湾から、遠く山口県側まで…。 リアルタイムで動いている街の息吹が春風の中に感じられる景色は、 展望タワーのガラス越しに見る景色とは、 ひと味もふた味も違うものなのではないでしょうか。
訪れたこの日、山頂の立派な展望台からの春景色は、まさに、伸びやか、の一言。 いくつものパラグライダーが空中を舞い、 山上の公園では、たくさんの子供たちが歓声をあげて、 爽やかな5月の休日を、体いっぱい楽しんでいるようでした。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。