雪解けの後、でも新緑には随分と早い、山の早春。 実際の撮影月とは違いますが、今回は、 早春らしい雪解けの景色を、3月の風景としてクリップしてみました。
この写真は、長野県松本市、有名な上高地の一角にある大正池から、 立ち枯れの木々を撮影したものです。 上高地といえば、日本でも有数の有名観光地の1つで、 もちろん、その風景は折り紙つき。天気などの条件さえよければ、 目移りしてしまうほど、いろいろな美しさが共存しているようです。
上高地には、直接ツアーバスなどで訪れる方も多いと思いますが、 自家用車で訪問する場合、 ずっと手前の沢渡などの駐車場で乗合バスに乗り換える必要があります。 バスに終点まで乗っていると、有名な河童橋の袂近くまで行くことができますが、 せっかくですから、大正池から河童橋まで、のんびり歩くのもいいのではないでしょうか。 このコースは、きちんとした遊歩道が整備されていて、傾斜もほとんどなく、 油断は禁物ですが、本格的な山歩き装備がなくても歩くことができそうです。 なお、上高地は、北アルプス名峰の数々の登山基地でもあるため、 もっともっと歩きたいということであれば、 奥にある徳沢や横尾、更には涸沢カールや穂高岳、槍ヶ岳等々を踏破できますが、 もちろん、装備も時間も心構えも、桁違いに必要です。
さて、訪れたこの日は、ゴールデンウィーク連休中の一日。 有名な観光地だけあって人出が非常に多く、記念写真スポットには列が出来るほどでしたが、 そんな人いきれを、ことごとく吸収してしまいそうな雄大な大自然が、 どこまでも凛として静かに、眼前に広がっていました。
頂いたご感想などにつきまして、個別のフィードバックは基本的に行いませんが、 今後の製作の糧に、また今後の写真選択の参考にさせていただきたいと思います。