頼りない陽光が夕闇に溶け、凍夜の帳が訪れる…。 今回は、冬枯れの夕暮れ風景を、クリップしてみました。
この写真は、愛知県豊橋市の豊川河川敷で、 冬の季節風とともに流れる冬の積雲夕景を撮影したものです。 冬の太平洋側といえば、とにかく乾燥した晴れの天気が続くのが定番ですが、 特別強い寒気がやってくると、関ヶ原付近から日本海側の冬雲が流れ込み、 名古屋をはじめとした中京地域でも雪が降ることがあります。 写真を眺めていると、積雲は積雲でも、冬空の色と相まって、 夏の入道雲とは全く違う寒々しい印象がするような気がしてきます。
訪れたこの日は、時折風花がちらちらと舞い、強風が川面を渡るとにかく寒い日。 分厚いフードを被って防寒対策をしても、 どうしようもなく入り込む隙間風に身を震わせながら、 流れていく冬の雲音を、静かに聞き入っていました。
この写真については、デスクトップ壁紙画像の提供は現時点でございません。
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