with Nikon D700
マクロ機能付きの、標準系オートフォーカスズームレンズです。 28mmから105mmということで、ものすごい高倍率ということもなく、 その他手持ちのレンズたちと焦点距離が被っていることもあって、 持ち出す機会はあまりないのですが、 AF-S NIKKOR 28-300mm F3.5-5.6G ED VR などと比べると比較的コンパクトではあるので、 広角系をあまり使わなそうな時に、何か軽めで1本、という時は、 それなりに重宝しそうです。
得られる画像は、これも好みは分かれると思いますが、 あまり特徴的なところはないような気がしています。 100%まで拡大しても、像がぼやけているというわけではなく、 むしろしっかり写っている方なのですが、 他のレンズで感じられるような「空気感」には若干乏しく、 引き込まれるような臨場感は、あまり感じられないような気がします。 一方で、さすがに単焦点レンズとは違うものの、ぼけ味は不自然ではなく、 何を撮っても「写真」としてよく写る、というところは、 信頼感があるような気もします。 いずれにしても、これらは、あくまで遠景・風景中心の被写体において の話なので、ポートレートや花などのマクロ系近接写真との相性では、 全く違った印象になることも考えられます。 やはり、最後は、好み次第ということなのでしょう。
なお、私は通常、遠景写真ではf/8を多用していますが、 このレンズでは、f/8ではやや曖昧さが残っているようで、 f/11以上まで絞り込んだ方が、気持ちのいい絵が得られそうです。
下の2枚の写真のうち、下の写真では、リサイズとロゴ入れの他、 ゴミ取りと人物像などに関して、一部修正を行っています。 上の写真では、リサイズとロゴ入れのみを行っています。
下の写真では、東京スカイツリーが曲がっているようにも見えますが、 レンズの特性なのか、目の錯覚か、はたまた本当に傾いていたのかは分かりません。 本当に傾いていたとは考えたくないですが…。
↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:800×532ピクセル)
▲ 28mm, 1/25sec, f/4.5, WB:カスタマイズ, ISO_1250
▲ 105mm, 1/50sec, f/11, WB:カスタマイズ, ISO_320