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機材ご紹介

with Nikon D800E

Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D

随分前に製造中止となった、どちらかというと普及版タイプの望遠ズームレンズ、 Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D。 未だに持ち出すことが多いのは、やはり、その他の手持ちレンズよりも、 かなり軽い印象があることがあります。 広角側に気合いを入れる方向の撮影旅行で、やはり、 画角としては望遠系も一応押さえておきたい…。 そんな時に、気軽に持ち出すことが多いように思います。

高画素のD800Eとの組み合わせでも、拡大した際の緻密さこそ感動的というわけではありませんが、 気軽さとのバランスという点では、十分なような気がします。 さらに、Ai AF Zoom Nikkor 35-135mm F3.5-5.6S (New)などでも感じますが、 明るいレンズでは、その場の臨場感がストレートに伝わってくるドキドキ感がある一方、 やや暗めのレンズには、それぞれどこか「物語性」があって、 心の奥の、遠い何かを思い起こさせてくれる。 そんな、不思議な安らぎとともに、レンズ沼が深まっていきます。

撮影サンプル

◆ 広角端(70mm)

海沿いで出会った、壮大な光芒のドラマを、急ぎ撮影したものです。 この旅で持参していた望遠系レンズが、たまたま本レンズのみであったため、 他にレンズの選択肢はなかったのですが、秋の光芒がもたらす柔らかな印象を、 写し止めることができたような気がしました。

今回の現像処理は、ハイライト、シャドウと、その他トーンカーブの調整を行っています。 遠く、ヨットが行き交う秋の海。 まるで、どこかからシンフォニーが聞こえてくるかのように、 秋景色のドラマが、深まっていきます。

↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:1200×801ピクセル)

D800Eサンプル

▲ 70mm, 1/1600sec, f/8.0, -0.67Ev, WB:晴天, ISO_200



◆ 望遠端(300mm)

晩春の日没間近、ダム湖に映える緑を、望遠で切り取ったものです。 三脚を持っていなかったため、手持ちで何とかするほか方法がなく、 絞り解放、かつ感度をそれなりに上げて撮影しました。 条件としては、かなり薄暗い状況で、 300mmの望遠で手ぶれ防止なしというのは、実際、辛いものがあります。 この時も、何枚も撮影しましたが、手ぶれがなかった1枚を、 何とか選んだ状況でした。

今回の現像処理としては、トーンカーブの調整を行いました。 今日という日が終わる頃、誰もいない空間で、ただ緑に囲まれて。 ぬくもりなのか、淋しさなのか、森の気配が、すっと、心の隙間に滑り込んできます。

↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:1200×801ピクセル)

D800Eサンプル

▲ 300mm, 1/125sec, f/5.6, -0.33Ev, WB:晴天, ISO_1000




◆ この組み合わせで撮影したその他の写真(風景Clipへのリンク)

#0349, #0324






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