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機材ご紹介

with Nikon D800E

Ai AF Zoom Nikkor 35-135mm F3.5-5.6S (New)

旧タイプのズームレンズながら、独特の柔らかな味が気持ちいい、 Ai AF Zoom Nikkor 35-135mm F3.5-5.6S (New)。 「+D700」では、相性について少し感想を記載しましたが、 D800Eとの組み合わせでは、相性的な違和感は全く感じることはなく、 ファインダーで見たままの心象的な世界を、写し出してくれる気がしました。

このレンズは、広角端35mmでマクロ域(マニュアルフォーカスのみ)が 使用できる構造になっていることもあり、 お花畑などに行くとき、よく持ち出しています。 欲を言えば、もう少し望遠側でもマクロ域が使えるともっとありがたいのですが、 それはそれ。 レンズ沼の中で、解決していくしかありません。 なお、直進ズーム故に、真下や真上にレンズを向けると、 勝手にズーム位置が移動してしまう傾向があり、特定の焦点距離に固定するのに、 やや苦労するところがありそうです…。

撮影サンプル

◆ 広角端(35mm)

山の陰に入った午後の時間帯、咲き揃い始めた紫陽花の群落を、やや接写気味に撮影したものです。 例によって初動が遅く、陽の当たる時間帯を逃してしまいましたが、 意外にも、曇天ともまた違った、透き通った色合いを手に入れられたような気がしました。 しかし、絞りをやや開け気味で接写したため、身体がブレて、 ピントがわずかに狙ったところからずれてしまったようです。 三脚を使えば、ということはあるのですが、携帯の重さを考えると、 どうしても出不精になってしまいます…。

今回の現像処理は、ハイライト、コントラスト、その他トーンカーブの調整と、 レベル補正を行っています。 夏はこれから。梅雨入り、そして梅雨明けの向こうに、今年の輝きが待っています。

↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:1200×801ピクセル)

D800Eサンプル

▲ 35mm, 1/160sec, f/5.6, -0.33Ev, WB:晴天, ISO_400



◆ 望遠端(135mm)

夏の終わりを告げる、ツクツクボウシ。 鳴き声の主を探し探して、撮影しました。 実際には曇天の条件下で、もっと冷めた色合だったのですが、 印象を深めるため、現像時にホワイトバランスを変更し、少々色を追加しました。 これ以上の望遠がなかったので、もっと近づこうとジリジリ動きましたが、 残念ながら、すぐに逃げられてしまいました。 動物(昆虫)の撮影は、思い通りにならないので、また一段と難しいです。

今回の現像処理は、ホワイトバランスの変更とカラーフィルター的処理を行った上で、 ハイライト、コントラスト、その他トーンカーブ調整を行いました。 ツクツクボウシの声が響くのは、ようやく、猛暑の先も見える頃。 伸びやかな秋空を夢見ながら、一方で、去りゆく夏を見送りながら。 季節がまた一つ、回っていきます。

↓ サンプルはクリックで拡大します。(原寸:1200×801ピクセル)

D800Eサンプル

▲ 135mm, 1/60sec, f/7.1, -0.33Ev, WB:現像時変更, ISO_800, 一脚使用




◆ この組み合わせで撮影したその他の写真(風景Clipへのリンク)

#0349, #0324






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